どんなに優れた事業であってもストップした途端に無価値になるのです。
他方で、事業というのは人が行うものであり、
人自体は肉体的にも精神的にも永遠ではあり得ないから、
事業は存在するがそれを行う人がいなくなるという事態が生じ得ます。
そして、ある人が事業を続けられなくなる場合に、
当該事業を廃止してしまうという方法も当然あり得ますが、
それは、大きな社会の損失でもあり、
可能なことであれば事業を別の誰かに承継して継続した方がいいに決まってます。
このように事業承継という問題は、単に一私企業の問題ではなく、
我が国における社会の財の維持・発展という見地からの重要な問題なのです。