労使問題というのは辞める辞めないだけの問題ではありません。
リストラ=解雇という図式が当然のように頭にあるかもしれませんし、
それが世間のイメージですが、
別に人を減らすことばかりがリストラではありません。
要は変動・固定経費を減らすことですので、例えば、
これまで外注でやっていたことを社員の人に
分担してやってもらうようにして外注費を減らすとか、
ソフトウェア・水・コーヒーメーカーなどのリースをやめるとか、
備品の節約・節電・節水につとめてもらうとか、
いずれにせよ、程度の差こそあれ、社員に不便を強いるものです。
便利と不便とどちらがいいかと言われれば当然誰でも便利な方がいいので、
きちんとリストラの方針を示して会社の経費削減のために行うものだということを
伝える必要があります。
もちろん、場合によっては、減給や人員削減が必要となる場合もあります。